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住まいるアドバイス Vol.11 住まいの顔、玄関のために

[阪急不動産お客さまセンター 2014年10月11日]

 日ごとに秋も深まってまいりました。朝夕は冷え込みますが、日中は過ごしやすく、行楽に最適な季節ですね。まだ台風の心配もありますが、北からゆっくり紅葉も色づき始めているようです。
 さて、掲載11回目となりました住まいるアドバイスですが、今回はお住まいの顔でもある「玄関」についてお話したいと思います。

 玄関と言っても、下足箱などがある室内側も玄関と言いますし、表札や新聞受けがあるポーチなどの外側も玄関と言いますよね。もちろん室内側は「専有部分」ですが、玄関扉、ポーチやアルコーブは「敷地及び共用部分等における専用使用部分」となります。簡単にお話すると、共用部分でありながら、特定の区分所有者(入居者)にはご利用いただけますが、その他の区分所有者はご利用いただくことができない部分ということです。
 ちなみに、ポーチ(左写真)は簡単な門扉が有り完全に仕切られている部分でアルコーブは門扉が無く玄関前の入り込んだ部分です。

 特定の区分所有者だけがご利用できるということですので、日常の維持管理は専用使用部分を使っている区分所有者となります。また、玄関だけではなくバルコニーやテラス、専用庭なども、この専用使用部分となります。
 色々迷ってしまう玄関ですが、お客さまセンターへお問合せの多い内容を解説とともにご紹介します。

 マンションによって様々ですが、ポーチやアルコーブの天井、玄関(外側)の天井に照明があるという方、照明の球が切れてしまった場合どうしますか?外側なので管理員が交換してくれるのでしょうか?ポーチの内側の場合維持管理は自分でしなければならないのでしょうか?
 そこで確認していただきたいのが、その照明がお部屋の中で入/切できるかどうかということです。もし、お部屋の中で操作できる場合は、切れた球はお住まいの方が交換しなければなりません。操作できない場合は共用部分となりますが、例外もある為、管理会社や管理員へ確認しましょう。

 次に、天井に照明はないけれど、表札や新聞受けが付いている玄関パネルに照明が付いているという方、先程お伝えした方法で確認すると、玄関パネルの照明スイッチはお部屋の中にあるはずです。ということは、専用使用部分であり、玄関パネルの照明の球が切れた場合は、お住まいの方が交換することになります。玄関パネルの商品によっては、照明カバーを取り外す必要があります。また、球が熱くなっている場合がありますので、交換の際は、軍手を使用するなどご注意ください。

 外側に設置されている玄関パネルはほこりなどが溜まりやすいので、表札やインターホンなど定期的にカラ拭きしましょう。汚れがひどい時は固くしぼった雑巾で拭いてからカラ拭きしましょう。
 
 時々、新聞受けに傘などを掛けているのをお見かけすることがありますが、掛けている部品が重さにより、ビスが緩んでアーム部分がぐらついたり、擦れた部分の塗装が剥がれて錆びてしまうことがありますので、新聞受けには傘などを掛けないようにしましょう。
 
 玄関パネルは専用使用部分ですが、インターホンをカメラ付きに変更したい、玄関扉に物をぶつけてへこんでしまった等、変更工事や修繕工事の際は、必ずお住まいの管理会社へご相談ください。

 最初にお話ししましたが、ポーチやアルコーブは専用使用部分です。お住まいの方が維持管理をすることになりますが、あくまでも共用部分あり、火災等非常時の避難経路でもあります。いざという時、荷物を置いていた為、避難が遅くなってしまったという事がないようにしてください。これは避難ハッチが設置されているバルコニーも同じです。
 また、火災時には玄関扉が延焼を防ぐ役割をしておりますので、出入り以外は常時閉鎖としておく必要があります。入居者が通風等のためドアストッパーを後付して玄関扉を常時開放にすることはお勧めできませんので、ご注意ください。

 「玄関扉の錠は共用部分ですか?」とお問合せを受けますが、錠は専有部分となりますので、お住まいの方が定期的にお手入れやメンテナンスをしないと、玄関扉の外側の鍵穴にほこりが詰まって鍵が差し込めない…という事があるかも知れません。お手入れ方法は、錠前専用の潤滑剤(パウダースプレー)を鍵穴に適量使用してください。尚、市販の合成潤滑油(CRC、シリコンスプレー)は油にほこりが付き、鍵穴内部で粘着して作動不良になり、故障の原因となりますので絶対に使用しないでください。
 また、突然鍵が差し込めない、鍵を落としてしまったなど緊急時の為に、鍵メーカーの連絡先や錠の仕様(例:錠前やシリンダーを取り替えることなく、今まで使用していた鍵を使用できなくすることが出来るキーチェンジシステムなど)を確認しておきましょう。

 では次に、室内側の玄関を見てみましょう。まず、玄関の床です。屋外で靴などの裏に付いた汚れや砂などが玄関の床に落ちてしまい、汚れの種類によっては長い間そのままにしておくと、中性洗剤を使用しても取れないことがあります。玄関の床の種類はタイルや石など色々ありますが、基本的にはごみを掃いてカラ拭きまたは、水拭きをした後にカラ拭きをしましょう。汚れがひどい時は薄めた中性洗剤を使用しても構いませんが、必ず洗剤が残ってしまわないように、水拭きとカラ拭きをしましょう。また、汚れた水はシミの原因となりますので、雨の日はすぐに拭き取りましょう。

 玄関の照明が熱線センサ付自動スイッチの場合は、時々設定を確認しましょう。壁スイッチ部分に手などが当たってしまい、知らない間に設定が変わっていることに気付かず、「点灯しない」なんて事も。
 また、マンションによって設置個所は異なりますが、玄関扉や窓にはマグネットセンサー(インターホンで「防犯」設定操作することにより、警戒中扉や窓が開けられると反応してインターホンより発報)が設置されております。大切な住戸を守るひとつの方法でもありますので、必ず「防犯」設定をしましょう。
 このように玄関といっても専有部分であったり、専用使用部分であったりします。もちろん共用部分であるエントランスもマンションの玄関です。出掛ける時、帰ってくる時、そしてお客さまがいらっしゃる時も、気持ちがいい玄関でありたいですね。
 
 早いもので住まいるアドバイスも来月で1年となります。来月は年末の大掃除に向けての準備のお話です!

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