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住まいるアドバイス Vol.10 不思議な音の真相は?

[阪急不動産お客さまセンター 2014年09月05日]

 日増しに夜が長くなってきましたが、まだまだ残暑が厳しい日が続きますね。一般的に9月の台風は勢力が大きいと言われていますので、お出かけの際は十分に気を付けましょう。
 さて、前回Vol.9でご紹介しました「ドライバー1本でできる住まいのメンテナンス」お試しいただけましたでしょうか?扉やサッシなどを開け閉めした際に、キーキーと音がした場合、メンテナンスのサインだったりします。少なくとも1年に一回、メンテナンスすることをお勧めします。

 ところで、扉やサッシなどの可動部材や設備機器などは、メンテナンスが必要になった際や故障した際に異音が発生することがありますが、何も特別な事をしていないのにどこからか音がする…という事はありませんか?1度だけの音なら気にならないかも知れませんが、時々聞こえてくる、急に聞こえるようになった場合は、原因が何なのか気になってしまいますね。
 今回は、故障ではないけれど聞こえてくる音で、お問合せの多い音についてお話をしたいと思います。なお、フローリングの床鳴りについてはVol.7「フローリングのトラブル解消とお手入れ」でお話しています。

 まず、「エアコンから聞こえるポコポコという音」ですが、初めはエアコンからの音と分からずに、窓の辺りや天井から音がすると思う方が多く、また、常に音がするわけではなく、エアコンの運転にも関係がないため、発生原因が分からず、ますます不思議な音に感じてしまいます。
 もしこのような音が発生した場合には、音が聞こえる部屋の窓を開けてみてください。窓を開けて音が止まった場合はおそらく「エアコンからのポコポコ音」と思われます。
 では、どのような時にエアコンから音がするのでしょうか?

 キッチンのレンジフードを強運転にした場合、強い風が外壁に吹き付ける場合などに、外部から一気に空気が部屋の中に入り込もうとします。このような時、気密性の高いマンションでは、給気口以外からも空気が入ろうとします。エアコンもドレンホースで外部と繋がっているため、室内の気圧より外部の気圧がかなり高くなると、ドレンホースから入った空気がエアコンを通過する時にポコポコと音がします。窓を開ける事はこのポコポコ音の解決策のひとつですが、ドレンホースからの空気の侵入を防ぐ部品(ドレンホース逆止弁)を取り付けるのも解決策のひとつです。ただ、エアコンやドレンホースの径によって種類が色々ありますので、必ずエアコンメーカーに確認しましょう。

 先程、一気に空気が部屋の中に入ろうするお話をしましたが、「エアコンからのポコポコ音」の他にも、各室の給気口や窓サッシの隙間からも空気が入ってこようとします。その時に笛がなっているような「ピー」という音がします。いわゆる風切り音です。給気口の蓋を開けることや、窓サッシの戸車調整やクレセント調整で音が解消される場合もあります。窓サッシの結露水が流れる穴から音がする場合もありますが、製品上穴をふさぐことはできません。
 強風や突風時には風切り音だけではなく、色々なものが揺らされて振動音が発生することもあります。風により音の発生を予測するのは非常に難しいですが、自然現象で発生する音のひとつとして覚えておいてください。

 「風の音ではなく話し声がする」というお問合せを受けることがあります。
 実は、マンションは気密性が高くなっていますが、お部屋の中が密閉されているわけではありません。各室の給気口やキッチンレンジフードなどの排気設備は、バルコニーや共用廊下で外部と繋がっていますので、外の話し声が聞こえてくる場合があります。特に、夜はまわりも静かになり、お部屋の中でテレビなども消してしまうと少しの物音でも聞こえることがあります。

 夏などの暑い時期には、「パキ」「ピシ」「バシ」という音がするというお問合せが多くなります。これは太陽の日射や高い外気温により、窓サッシの室外と室内側の温度差が生じ、窓サッシを構成する部材の伸縮に差が生じて、部材相互のこすれ音が発生している可能性があります。しかし、住宅の建築部材は一体物ではなく、多様な部材を組み合わせている為、このようなこすれ音を完全に解消することはできません。
 また、室内と室外の温度差等によって発生する為、冬の時期でも同じ様な音が発生する場合もあります。

 ところで、最近の設備機器や家電はアナウンスが流れたり、お知らせ音が鳴ったり便利になりましたね。皆さまはどの家電から、どのような時に、どんな音が鳴るか確認していますか?
 よく使うタイマー機能等のアラーム音や、「お風呂が沸きました」など分かりやすいアナウンスとは別に、今まで聞いたことのないお知らせ音がいきなり「ピピピ」と鳴っていると慌ててしまいます。設備機器や家電の緊急停止などのお知らせ音かも知れませんので、必ず何の音だったのか確認しましょう。すべての音を覚えるのはとても難しいと思いますが…。

 このようにわたしたちはさまざまな音に囲まれて生活しています。ですが、どこから発生している音なのか、自然現象による音なのか、軽減できるような音なのかなど分からないままでいると不安になってしまいます。発生元の特定が難しい場合もありますが、もし気になる音が聞こえた時は,今回お話した音ではないか確認してみてくださいね。
 
 次回は、家の顔「玄関」について色々お話したいと思います。お楽しみに!

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