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住まいるアドバイス Vol.9 ドライバー1本でできる住まいのメンテナンス

[阪急不動産お客さまセンター 2014年08月01日]

 うっとうしい梅雨は明けましたが真夏日が続いていますね。熱中症の危険がもっとも高い8月、夏休みということもあって外出する機会が多いかと思います。日中だけではなく夜間でもこまめに水分と塩分を補給するなど、しっかり熱中症対策をして夏を乗り切りましょう。
 さて、今月の住まいるアドバイスは、意外と簡単にできるお部屋の中のメンテナンスをご紹介したいと思います。

 メンテナンスと言っても、お部屋の中にはメンテナンスを必要とする場所・設備がたくさんあります。以前、住まいるアドバイスでご紹介したお手入れ方法では、給気口や吸込口のフェイスを外す際、工具は不要でしたが、工具を必要とするメンテナンスもたくさんあります。
 みなさまのお家にはどのような工具がありますか?日曜大工が好きでハンドツールから電動工具まで一式揃っている方もいらっしゃれば、とりあえずプラスドライバーだけはある!という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 確かに工具の種類、サイズが揃っていると便利ですが、お部屋のメンテナンスだけを考えると、どんな工具があると便利なのでしょうか。
 実は、ネジを緩めたり締めたりする時に使うプラスドライバーがあるとかなり便利です。プラスドライバーには色々な種類がありますが、一般的によく使用されている「2番」のサイズ(JIS規格)があると便利です。長さは作業する内容によって「もう少し短ければ…」「もう少し長ければ…」という事がありますので、場面によって使い分けてください。
 では、左写真の軸が長いプラスドライバーで、色々なところをメンテナンスしてみましょう!

 例えば、物入れや下足箱の扉を閉めた時に、扉と扉の隙間が広くなった、扉が傾いてきたということはありませんか?こんな時は蝶番を調整すると改善される場合があります。今回は2箇所のビスで調整するスライド蝶番をご紹介します。
 蝶番には取り付けるためのビスと調整用のビスがあります。奥のビス(左写真上)は扉を前後に調整するビスで、左右に回すと扉が前後に動きます。また、手前のビス(左写真下)は扉を左右に調整するビスで、左右に回すと扉が左右に動きます。メーカーによって蝶番の形状や動き方が異なりますので、少しビスを回し、左右前後どちらに動いているか確認しながら調整しましょう。

 次に、洋室やトイレなどの開き戸ですが、レバーハンドルを動かすとラッチボルトという部品も一緒に動き、扉が閉まっている時はラッチボルトが受座(ストライク)の穴に納まっている仕組みになっています。ラッチボルトが受座の穴に納まっていないと扉を閉めても自然に開いてしまうことがあります。
 左写真は上下のビスで調整できる受座(扉枠側)です。①左に回すとビスが緩みますので上下とも少し左に回します ②手で受座を左右に動かし扉の開閉具合を確かめます ③上下のビスを右に回し締め直します 
 いかがですか?以外と簡単にできますよね。受座の種類も色々あり、受座の中にあるビスを左右に回すことによって調整するタイプもあります。

 室内の開き戸のお話が続きますが、ラッチボルト以外にレバーハンドルもプラスドライバーで調整することができます。レバーハンドルは芯棒という部品に差し込まれています。毎日使うレバーハンドルががたついてきたら、まずネジを左回しで緩めてレバーハンドルががたつかないようにしっかり押し込み直し、レバーハンドルのビスを右に回して締め直しましょう。ハンドルを支えると、傾かずきちんと増し締めができます。
 左写真のレバーハンドルではビスが1つでしたが、六角レンチが必要なレバーハンドルもありますので、この機会にお家の中のレバーハンドルを確認しましょう。

 実は、室内の開き戸にはまだプラスドライバーで調整できる場所があります。扉の上部にはスムーズに開閉するためのドアクローザーがあります。
 今回は左写真のカバー付きタイプをご説明します。まず、①カバーを取り外します(踏み台を使用する場合は十分気を付けてください)。次に、②側面に調整するビスが1箇所ありますので、右に回すと閉まる速度は遅くなり、左に回すと閉まる速度は早くなります。ドアクローザーの調整ビスは取付用のビスとは違って、一気に回すと油がもれてしまいますので、約1/4回転ずつ回して調整しましょう。
 ドアクローザーも商品によってマイナスドライバーが必要な場合がありますので、調整前には必ず取扱説明書を確認しましょう。

 室内の開き戸よりも重い玄関扉のドアクローザーの吊元側側面(左写真上)には、①~③の刻印のある3つの調整ビスがあります。①のビスは全体的な閉じる速度を、②のビスは扉が閉まる手前の速度を、③のビスは扉が閉まりきる時の速度をそれぞれ調整できます。右に回すと遅くなり、左に回すと早くなり、調整は①→②→③の順で行います。このビスをゆるめすぎると油がもれてしまいますので気を付けましょう。ドアクローザーの種類によっては調整ビスの数が違う場合がありますので、取扱説明書を確認して調整しましょう。
 また、左写真下はクレセント錠が最後までかからなかったので、クレセント受けを調整しているところです。場合によっては、クレセント錠本体の調整やサッシの建付調整も必要な時があります。
玄関扉のドアクローザーと窓・サッシの調整は、少し難しいかも知れませんね。

 今回はプラスドライバーでできることをお伝えしましたが、止水栓(住まいるアドバイスVol.6参照)の開け閉めに使うマイナスドライバーや、様々なサイズのナットに合わせることができるモンキーレンチなどもあると便利かもしれません(ナットの角が潰れてしまうことが有りますので、十分に注意してご使用ください)。
 また、メンテナンスする際は、ビスのネジ山を潰さないように、ビスのサイズに合ったドライバーを使い、ドライバーをビスに対して真っ直ぐ当てるようにしましょう。もしも、ネジ山を潰してしまった場合は、ネジ山を作るドライバーやネジ穴に塗る摩擦増幅液、ネジを横から挟んで回す工具なども便利ですね。ただ、ネジの形状によって効果が異なりますので購入する際はよく確認しましょう。

 いかがでしたでしょうか。
 今回ご案内したメンテナンスは取扱説明書に記載されている内容もあります。お引渡し時にお渡ししました取扱説明書のファイルには、お部屋の中のメンテナンスやお手入れ方法など、快適に末永く暮らしていただくための大事なことが記載されていますので、お時間がある時には読み返していただき、今回お伝えきれなかった場所をメンテナンスしてみてください!

 次回は、機器の故障でもないのに、どこからか聞こえてくる音の話をお伝えしたいと思います。

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