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住まいるアドバイス Vol.8 備えあれば憂いなし、台風が来る前に

[阪急不動産お客さまセンター 2014年07月11日]

 もうすぐ梅雨が明けると、本格的な夏の到来ですね。
 昨年は猛暑に集中豪雨と大変でしたが、今年はどんな夏になるでしょうか。先月上陸しなかったものの、台風6号、7号が発生し、今週は8号の接近と上陸があり沖縄・九州方面を中心に暴風雨による家屋等への被害もありしました。また、台風の影響で梅雨前線が活発になり北信越・東北地方でも大雨による被害がありました。

 
 台風の発生は7~10月のイメージですが、梅雨前に発生することもあるそうです。また、台風は大きなエネルギーをもっており、上陸しなくても日本付近を通過すると暴風雨によるさまざまな被害をもたらします。
 今回は、台風による災害を少しでも最小限に抑えるために、接近する前の対策、接近してから注意すること、普段からの備えを一緒に確認しましょう。

 台風は大きさや強さ、進路予報などを事前に知ることができる災害です。台風が近づいているという情報を見たり、聞いたりした時点で、暴風雨ではなくても、これから暴風雨がやってくる恐れがあると考えて対策することが大切です。
 では、暴風対策から考えてみましょう。台風時の強風は建物があるところではビル風と呼ばれ、更に強い風や乱流を発生させます。「これ位の重さがあれば大丈夫だろう」と思っていても、物が倒れたり、飛んでしまって窓ガラスなどを破損してしまうことがありますので、バルコニーやポーチなどに置いている植木鉢や傘などは室内に移動し、物干し竿を降ろし、エアコン室外機にぐらつきがないか確認しましょう。

 次に豪雨の対策です。台風時の雨はバケツをひっくり返したような豪雨になり、もしバルコニー排水口にゴミが溜まっていると、雨水が排水されず、溢れてしまうことがあります。排水口がゴミで見えない、物を置いて塞いでいるということがないようにしましょう。
 台風時だけではなく、突発的に起こる局地的な大雨では、敷地内・外の排水管の排水能力を超える可能性があり、雨水の噴出や冠水が発生する恐れがありますので、排水口まわりは普段から点検していただくことが大切です。

 暴風と豪雨、お部屋の中の対策はどうでしょうか。
台風時の暴風雨は、普段の風雨では発生しないことが起こることがあります。玄関扉もサッシも完全な密閉状態ではありませんので、性能を超えた暴風雨の場合には、風の吹き方によって雨水が浸入する可能性があります。玄関扉やサッシの下部に雑巾などをあてておきますと、吹き込みを防止できます。
 各室に設置している給気口からも雨水が入ってくる可能性がありますので、台風時は給気口を閉めて24時間換気を止めましょう(台風時以外は必ず給気口を開けて、24時間換気を運転してください)。

 また、台風が接近すると風が強くなってきます。玄関扉を開けた際に風圧でお部屋の中の扉が勢いよく閉まって扉や扉枠が破損してしまう恐れがあります。もし、扉枠に手をおいた時に扉が風であおられて閉まったりすると大怪我をして大変危険です。
 お部屋の中も、共用部分も扉の開け閉めは両手でしっかりと扉を持って開け閉めし、小さなお子様が一人で開け閉めをしないように十分に気を付けましょう。

 台風の接近中、やむを得ず外出する場合もあるかと思いますが、危険な場所には近寄らず、こまめに気象情報を確認しましょう。特に夜間の外出は足元が暗い為、水路と道路の境目が分からなくなって水路に足を取られる恐れがあります。暴風雨時の見回りやバルコニーなど外部での作業は大変危険ですので、極力お避け下さい。
 また、市町村から避難勧告や避難指示が発令された時は、すぐに動けるように準備して、一人ひとりが「自分たちの身は自分たちで守る」という意識のもと、落ち着いて定められた避難場所へ移動しましょう。

 台風時、みなさまがお住まいのマンション内ではどのようなことが起こるとお考えでしょうか。一番考えられるのでは停電です。停電するとマンション内ではインターホンや警報装置、インターネット設備など電気を必要とする一般機器やシステムが使用できなくなります。また、共用部分のエントランスドアも解錠状態になり、機械式駐車場や宅配ロッカーなども使用できなくなります。
 管理会社や管理員、入居者みなさまで停電時の共用部分施設の状況、避難経路の確認、エレベーターの運用、機械式駐車場の地下ピットや地下駐車場は雨水が浸入する可能性もある為、車両の移動場所や方法など普段から確認しておくことも大切です。

 他にも普段からの備えとして、懐中電灯やラジオ、非常用食料などの準備、家族の緊急連絡手段の確認や近隣の建物や目的地への道路などについて話し合うことも大切です。
 そして何よりも住民のみなさまでの防災訓練や、ご近所の方とのコミュニケーションを心がけることが最も大切な備えではないでしょうか。

次回は、実は意外と簡単にできる、お部屋の中のメンテナンスをご紹介したいと思います。

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