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住まいるアドバイス Vol.4 新生活、こんな悩みで困っている人がいます。

[阪急不動産お客さまセンター 2014年03月07日]

 日ざしもようやく春めいてまいりました。
入学や就職、引っ越しなど新生活の準備をしている方も多いのではないでしょうか。どんな新生活になるのか期待で胸がふくらむ一方、今までとは違う環境に不安を感じてしまうこともあるのでは。
 特にマンションは生活時間や家族構成がさまざまな方が暮らしている為、生活スタイルの違いによりお悩みの方もいらっしゃいます。
 そこで、今回は引っ越し後にご相談が多い「音とにおい」についてお話します。

 一言に「音」と言っても色々な種類があります。
 例えば、話し声やテレビの音など直接空気を振動させて伝わる音を「空気伝播音」、物を落としたり・走るなどの衝撃が床など固体を振動させて固体内を伝わり、壁などから空気中に放出される音を「固体伝播音」といいます。音の種類によって伝わり方が違う為、隣から聞こえる音が実は下からだったなど、音の発生元を特定するのが難しい場合があります。同じ音でも昼間は気にならないのに、まわりが静かな夜になると騒音として気になったり、また、音が気になり過ぎてその音を聞く為に耳をすましてしまい、以前より大きく聞こえてしまうなど、音の感じ方や気になる音は人それぞれ違います。

 引っ越しは、新しい環境・新しい近隣関係の中で生活する為、前の住居では気にならなかった音が気になることがあります。また、自分の生活で発生する音が誰かの悩みになっていないかと心配な方もいます。

 生活している以上、音を完全に消すことはできませんが、生活で発生する音が下階や隣に伝わるのを軽減することはできます。音の出にくいスリッパを履いたり、椅子の脚裏にクッション付滑り材や机の脚にカバーを付けたり、防音カーペットを敷く、テレビの音量などを夜間はいつもより少し下げる、扉をそっと閉めるなど小さなことでも、違ってくるのではないでしょうか。外部からの音が気になる方には防音カーテンもあります。
 また、最近のマンションは気密性が高い為、外部からの空気伝搬音は聞こえにくくなっていますが、その反面静かなお部屋では小さな音でも気になりますのでBGMなどの小さな音を流し、気になる音を聞こえにくくする工夫も有効でしょう。

 においも難しい問題のひとつです。
 なぜかというと、においも人によって気になるにおいと気にならないにおいがあります。また、住まいには換気がかかせませんので、お部屋の中の空気は排出され、外の空気を取り込む為、外部からのにおいすべてを無くすことはできません。
 においも音と同じように発生元を特定することが難しく、生活している以上、料理や洗濯物などのにおいはしますので、においが気になる時だけ窓や給気口を閉めたり、消臭グッズを使ってみるということが対策のひとつになります。

 もうひとつ、バルコニーでの喫煙に困っている方も少なくはありません。洗濯物に煙草のにおいが付く、部屋の中まで煙草のにおいが入ってくる、火事にならないか心配など、喫煙しない方にとっては悩みでしかありません。
 マンションによっては住民のみなさまで話し合い、バルコニーでの喫煙を管理規約で禁止しているところもあるそうです。もし悩まれている方がいらっしゃいましたら、お住いの管理組合に相談し住民の皆さんで話し合ってみてはいかがでしょうか。

 このように、目に見えない音とにおいは法規制内(許容範囲内)でも人によっては大変な悩みとなり、有効な解決策がないことも事実です。一人一人が思いあってトラブルを未然に防ぐことが一番ですが、迷惑にならないよう気を付けているのに注意されてしまう、気を付けてもらっているのは分かるが我慢できない時があるなど、どうしてもトラブルになってしまいそうな場合は、一人で抱え込まず、管理組合を通じ同じ住民の皆さんにご相談しましょう。

 一番の解決策は、何か大きな音がしたり、いつもと違うにおいがしたら「何かあったの?」と声をかけたり、「昨日物を落としてしまったが音が響いていなかった?」など声をかけるコミュニケーションを日頃からとっておくことが大切かもしれません。
 住民同士だけではなく、管理会社の担当者や管理会社の窓口でもある管理員ともコミュニケーションをとっておくことも大切です。

 新生活に思う夢や希望は同じはずです。
マンションにお住まいの方々の生活時間や家族構成はさまざまであること、感じ方も人それぞれ違いますが、みんなが快適なマンション生活を送る為に、最初のコミュニケーション「挨拶」から始めてみませんか。
 
 来月は気付くのが遅いと修理が大変なことになる、水回りのお話をします。

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