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住まいるアドバイス Vol.3 ご存じですか?24時間換気の基本

[阪急不動産お客さまセンター 2014年02月07日]

 暦では立春を過ぎましたが、立春とは名ばかりで寒い日が続いております。とはいえ、寒いからと言って暖まったお部屋の空気の入換えを忘れていませんか?先月お話しました「結露の対策」と合わせ換気は快適な暮らしにはとても大切です。
「24時間換気システムを運転させているから大丈夫」
お待ちください!それだけでは換気がきちんとされていない可能性があります!

 「24時間換気システム」とは?
 住宅の高断熱高気密化やシックハウス症候群の増加により、2003年7月に改正建築基準法が施行され設置が義務付けられたシステムです。よく24時間換気は止めてはダメですかとお問合わせをいただきますが、常時運転させるようにしてください。
 マンションでは一般的に浴室・洗面洗濯室・トイレなどの吸込(排気)口より常時少量の空気を屋外に排出しています。24時間換気システムを有効に稼働させるには、吸込口から屋外に排出した空気を補う必要がありますので、各お部屋の給気口を開けていただくことが大切です。

 また、給気口や吸込口にはフィルターが付いており(一部付いていない製品もあります)、各フィルターを汚れたまま放置しますと汚れや埃が結露水に混じり垂れて壁やカーテンを汚したり、目詰まりにより換気音が大きくなったり、換気効率が低下したりしますので、24時間換気システムは1~3ヶ月に一回、点検やお手入れをお願いします。
 なお、給気口や吸込口は屋内側・屋外側の両方を点検・お手入れすることをお忘れなく。(給気口は通常は屋内側と屋外側は近傍にありますが、吸込口の屋外側は共用廊下・玄関ポーチ・バルコニーの高所にあります。)※給気口のお手入れ不足により壁クロス汚れ(左写真)

 24時間換気システムの点検やお手入れをする場所と方法をご説明する前に、気を付けていただきたい事があります。給気口や吸込口は高い場所に設置している事が多い為、点検やお手入れする際は、踏み台などを利用して安全な体勢でお手入れできるか必ずお確かめください。また、吸込口の屋外側をお手入れする場合は、必ず運転を停止しお手入れをしましょう。



 では、給気口からご説明します。
 給気口はリビング・ダイニングや洋室などの壁などに設置されております。給気口のフィルターをお手入れする為にはフェイスを取り外しますが、メーカーにより取外し方法が異なる為、必ず取扱い説明書を確認しましょう。

 フィルターを取り外しましたら、フィルターに付着した埃を掃除機等で吸い取り目詰まりがないかをチェックしてください。
 左写真(新品から6か月お手入れをしなかったフィルター)のように汚れがひどい場合は水またはぬるま湯に中性洗剤を混ぜて押し洗いし、十分に乾かしてください。熱湯の使用やもみ洗いはフィルターを痛めることになりますので、ご注意を。
 また、フィルターは5~6回の水洗いを目安に交換することをお勧めします。※穴が開いた場合はすぐに交換してください。

 フィルター及びフェイスを取り付ける際は、正しい向きや位置を確認し取り付けましょう。正しく取り付けられていないと、フェイスが開閉しない場合や、フィルターが外れてしまう場合があります。

 次に洗面洗濯室やトイレなどの天井に設置している吸込口をご説明します。
吸込口のお手入れもフェイスを取り外しますので、必ず取扱い説明書を確認しましょう。フェイスを取り外しましたら、掃除機等で吸い取り、汚れがひどい場合は中性洗剤を使用し拭いてください。




 機種によって、フィルターがないタイプとあるタイプがありますので、フィルターがない場合はお手入れしたフェイスを取り付けて完了です。フィルターがある場合は、給気口のお手入れと同じく掃除機等で吸い取り、汚れがひどい場合は水またはぬるま湯に中性洗剤を混ぜて押し洗いし、十分に乾かしてください。フィルターが傷んだり、穴が開いた場合はすぐに交換してください。

 最後は、浴室の吸込口は天井に設置している浴室暖房乾燥機です。
浴室暖房乾燥機はフェイスパネルを外さずフィルターだけを取り外す為、フィルターの位置が分かりづらいとお問合せがあります。フィルターはパネルの真ん中あたりに設置されており、取っ手に指を掛け手前に引き出すと取外しできます。
 



 浴室暖房乾燥機のフィルターも、まず掃除機などでホコリを吸い取り、水で軽く洗います。汚れがひどい場合はぬるま湯か中性洗剤を薄めた液に浸して軽く洗い、日陰で十分乾かしてください。また、乾かす時は水平な所に置いて乾かしてください。斜めに置くとフィルターの形が崩れることがあります。
 フィルターが乾いたらパネルの差し込み溝にフィルターを差し込み完了です。フィルターが正しく取り付けられていないと、振動や異音などの原因となります。

 フィルターの交換時期は使用状況や生活環境によって異なる為、一概にいつまでと断定するのは難しいですが、目安として3ヶ月に1回は点検やお手入れを、1年以内に1回はフィルターを交換しましょう。
 また、各フィルターはメーカー純正品以外のフィルターを使用すると性能低下や故障の原因になるおそれがありますので、購入の際は取扱い説明書に記載されているメーカーへお問合せください。
 メーカーやメーカー連絡先が分からない場合は、阪急不動産お客さまセンターへお問合せください。

 換気はみなさまの健康にもお住まいの健康にも大切なことです。
バルコニーのお手入れでお伝えした換気口もお手入れしていただき、室内の空気とともにほこりやにおいを外に排出し、新鮮な空気を供給しましょう。

 次回は新生活でよくあるご相談についてお話したいと思います。掲載する頃には桜のつぼみも見られるといいですね!

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