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住まいるアドバイス Vol.36 知っておきたい 住まいの設備 

[阪急不動産お客さまセンター 2017年11月13日]

 日に日に秋が深まり、霜月の季節となりました。樹木の葉も紅色や黄色に色づき始め、紅葉狩りにでかける予定を立てている方も多いのではないでしょうか。朝夕は冷え込みますので防寒着など羽織るものを忘れないようにしてください。
 紅葉の中には、触れるとかぶれてしまう樹木もありますので、肌が敏感な方は樹木の近くを歩く際はお気を付けください。

 さて、みなさまはお部屋の中で『この部品は何だろう?』と思ったり、『どのような機能があるの?』と思ったことはありませんか?
 今回は、そんな意外と知られていない部品や、使われていない機能などについてお話したいと思います。お住まいのマンションによって、取付けられていなかったり、メーカーによって機能が異なる場合がありますので、この機会にお部屋の中を確かめてみましょう。

 左の写真は、閉めた状態の引き違い窓の2枚の窓の縦枠が重なった部分(召し合わせ)に取り付けている『指づめ防止ストッパー』という部品です。セット状態(左写真②)にすることによって、窓を全開する際に2枚の窓の縦枠が重なって指づめしないように窓の縦枠の間にクリアランスをつくります。窓に上下2箇所付いている場合と、1箇所の場合がありますので、ご自宅の引き違い窓や片引き窓に取り付けられているか見てみましょう。
 実は、この『指づめ防止ストッパー』の使い方のお問合せは多く、『窓を掃除した時に部品が付いていることに気付いた』というお声も。

 指をはさむと大怪我につながりかねませんので、『指づめ防止ストッパー』が取り付けられている場合は、是非ご活用ください。もし現状『指づめ防止ストッパー』が取り付けられていなくても、メーカーによっては後付けできる『指づめ防止ストッパー』の部品を販売しておりますので、もし後付けをご検討される場合は、サッシメーカーへご相談ください。
 ※『指づめ防止ストッパー』をセット状態で引き違い窓を全開する際は、網戸と窓の間にすき間が出来ないよう、室内側の窓(指づめ防止ストッパーがついている窓)を動かして、網戸をご使用ください。

 次に、左写真は各居室の天井に設置されている『火災感知器』です。マンションによって写真とは異なる形状の場合もありますが、消防法に基づき『火災感知器』を設置しております。『火災感知器』は急激な温度上昇を感知などすると、セキュリティインターホンから警報音が鳴動し、同時に監視センター及び管理員室へ自動通報されます。『火災感知器』が作動し火災を早期に入居者や外部に知らせることによって、火災による大きな被害を防ぐなど大切な役割を果たしていますので、ご自身で取り外したり、分解など絶対にしないでください。正常に感知しなかったり、誤作動の原因となります。

 また、マンションによっては『火災感知器』ではなく、火災を感知すると散水による消火と併せ、警報・自動通報を行う『スプリンクラー設備(例:左写真)』が取り付けられている場合もあります。『火災感知器』も『スプリンクラー設備』も作動することによって、大きな被害に至らないために大切な役割を果たしています。一度各居室の天井を見て、家具や照明器具などで隠れていないか、外れかけていないか確認してみましょう。定期的に行う消防設備点検では、これらの設備が損傷したり漏水していないか、正常に作動するかを点検しておりますので、必ず点検を受けましょう。

 左写真はキッチンの吊戸棚ですが、赤色○印部分の部品にはどのような機能があると思いますか?
これは『耐震ラッチ』という部品で、通常の開閉ではラッチ機能は作動しませんが、地震で一定以上の揺れ(一定以上)を感じると扉をロックし、中の収納物の飛び出しを防止する機能をもっています
 お部屋のタイプによって、吊戸棚が設置されていない場合もありますが、一度『耐震ラッチ』が取り付けられているか吊戸棚を見てみましょう。

 システムキッチンメーカーによって『耐震ラッチ』の形状が異なる為、ロックの解除方法も異なります。扉を強く押して解除するものや、扉の隙間から針金やマイナスドライバーなど細いものを差し込み解除するものなどがありますので、取扱説明書で解除方法を確認しておきましょう。最近では防災対策のひとつとして、食器棚などの家具に後付けできる耐震ラッチを取り付ける方もいらっしゃるようですが、取り付ける家具の材質や場所によって使用できない商品もありますので、ホームセンターなどでご購入する際は、注意事項を必ず確認しましょう。

窓については『指詰め防止ストッパー』の他に、クレセントの施錠と併用して使用していただく補助錠(左写真①)や、窓ガラスに付いた結露水を外部に流すための水抜き穴(左写真②)なども、何のために付いている部品なのかお問合せをいただくことがあります。
 また、頻繁に使うことがない為、取り付けられている場所を探してしまうのが、各室のブレーカーを収めた住宅分電盤(左写真③)です。電力量以上に電気を使いすぎてブレーカーが落ちます。電気が使えないときは、慌てずにまず住宅分電盤のブレーカーが「OFF」になっていないか確認をし、「OFF」になっていれば「ON」に切り替えて電気が使えるか確認をしてください。住宅分電盤がどこにあるかご存知ですか?左写真③はトイレの壁に設置している例になりますが、トイレの他に下足箱や収納の中など住戸タイプによって異なりますので、みなさまもどこに取り付けられているか確認しておきましょう。

このように、お部屋の中には色々な機能をもった設備や部品が取り付けられています。普段目にするものも、『そんな機能があったのか』と気付けるかも知れませんので、一度お部屋の中を見渡してみませんか?もしかすると、今よりも便利になったり、いざという時に慌てずに済むかも知れません。


 先月は台風が2回も接近し、強い風と激しい雨でした。住まいるアドバイスでもお伝えしておりますが、台風が接近する際は、バルコニーやポーチに飛んでしまう物がないか、網戸が外れかけていないかなど確認しましょう。窓や玄関扉は性能を超えた風や雨の場合、風の吹き方によって雨水が浸入する場合がありますので、必ず雑巾や布きれを詰めるなどしましょう。11月に入ると台風が上陸することはほとんどありませんが、強い風と激しい雨の時は台風時と同じような準備も大切です。

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