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住まいるアドバイス Vol.28 梅雨の過ごし方

[阪急不動産お客さまセンター 2016年06月20日]

 紫陽花のつぼみが開き始め、梅雨の時期となりました。先月は季節外れの暑さが続き、このまま夏がきてしまうのでは…と思う程でした。この時期はまだ、日中と朝晩の温度差が激しく体調を崩すこともありますので、お気を付けください。

 さて、梅雨の時期といえば、空気がじめじめして洗濯物が乾きにくく、フローリングもべたつきますね。気温はそれほど高くなくても、この時期は湿度が高いため、蒸し暑く感じることもあります。
 湿度が高いということは…結露が発生する可能性も高くなります。冬の結露は終わりましたが、梅雨から夏にかけても結露対策が必要です。

 結露というと思い浮かべるのが「カビ」ですが、条件が揃えば時期に関係なく発生します。では、どうして結露の時期になるとカビが発生しやすいのでしょうか。
カビが発生する条件は適度な温度(大凡20~30度)と高い湿度に栄養などが必要です。また、カビが発育に使うのは空気中の水蒸気ではなく表面の水分ですので、結露は発生する時期はカビにとって好条件といえます。その場所に埃が溜まっていれば更に好条件ということです。

 カビは見た目も然ることながら、繁殖する時に悪臭成分を生み出しています。 水まわりがカビ臭かったり、エアコンの吹き出し口からカビの臭いがしたり、押入や納戸を開けるとカビ臭かったりしませんか?『カビ臭い…』と思ったらそれはカビが繁殖しているということです。
 洗濯物を部屋干しした時に、洗濯物から不快な臭いがすることがありますが、これもカビの繁殖なのでしょうか?

 不快な臭いがするということは、おそらく洗濯槽にカビや雑菌が発生していると思われます。洗濯槽はカビだけではなく、洗濯物に残った皮脂などの汚れや、洗剤カスを栄養源として繁殖した雑菌も発生しています。
 また、部屋干しすることによって、洗濯物が乾きにくく、水分が残ると、洗濯物にカビなどが繁殖する可能性が高くなります。部屋干しは部屋の中の湿度も高くなるので、除湿機などを使用して、カビや雑菌の繁殖を少しでも抑えましょう。

 湿度の高い浴室や洗面洗濯室などは、普段よりもカビが発生しやすくなります。換気をしているのに何故か臭いがすると感じたら、浴室の排水口や洗濯防水パンの排水口など水まわりにカビが発生していないか確認してみましょう。また、カビの胞子はいつも空気中を浮遊していますので、発育条件が揃えば、壁クロスやフローリング、サッシにまでカビは発生します。できるだけ部屋がカビにとって好条件にならないよう気を付けましょう。

 ところで、カビが繁殖しやすい時期ということは、害虫の活動も活発になる時期でもあります。カビをエサとしているチャタテムシ(住まいるアドバイスVol.22参照)や高温多湿を好むダニが大発生しないよう、乾燥を心がけて、こまめに掃除をしましょう。
 浴室やキッチンのような湿気がたまりやすい水廻りだけではなく、風通しの悪い家具の裏や物入、押入の中もお忘れなく。

 梅雨の時期の雨はしとしと降るのが特徴ですが、時には突発的に起こる局地的な大雨が降ることもあります。このような大雨の場合、排水口の状況により排水が追い付かず雨水がバルコニーや専用庭などに溜まってしまう可能性がありますので、普段から排水口まわりはゴミを溜めないようにし、物を置いて排水経路を塞ぐことがないようにしましょう。

 最後に、雨が止みそうだからといって、換気しようと窓を開けると、外気の湿度が高い場合、部屋の中に湿気を取り込んでしまい、結露発生の要因となります。
 また、長期不在などで給気口は開けているが24時間換気は停めているという方もいらっしゃるようですが、これでは十分に排気ができず、部屋の中に湿気が溜まった状態になり、結露が発生しやすい環境になってしまいますので、ご注意ください。

 雨で予定を変更することになったり、洗濯物が溜まってしまったり、食材も傷みやすかったりと梅雨の時期はデメリットばかり目立ってしまいますね…。雨が全く降らないカラ梅雨も困りますが、結露対策をしっかり行い、梅雨明けを待つとしましょう。
 来月はお部屋の中の「鍵」についてお話ししたいと思います。お楽しみに!

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