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住まいるアドバイス Vol.27 共用部分と専有部分(その3) 一覧へ
住まいるアドバイス Vol.27 共用部分と専有部分(その3)

[阪急不動産お客さまセンター 2016年05月16日]

 いつのまにか新緑の青葉が繁り、さわやかな季節となりました。天気が良い日は外出したくなりますが、5月から紫外線が急に強くなることをご存じですか?7・8月だけ紫外線対策をされている方が多いようですが、5・6月もしっかりと紫外線対策をしましょう。

 さて、共用部分と専有部分のお話も今回で3回目となります。最後は、専有部分の修理やリフォームなどについてのお話をしたいと思います。
 Vol.25でもお伝えしましたが、専有部分とは皆様がお住まいの住戸のことで、最初からお部屋に設置されているシステムキッチンや洗面化粧台、食器洗い乾燥機や床暖房、クロスやフローリングなどが専有部分の範囲となります。なお、お部屋の中に設置されていない住戸用給湯暖房機は専有部分に含まれます。

 例えば、食器洗い乾燥機が動かなくなってしまった、床暖房が温まらないなど点検や修理が必要になった場合は、洗濯機や冷蔵庫など生活家電と同じようにメーカーへの問い合わせとなります。
 お部屋の中には色々なメーカーの生活家電や設備機器がある為、いざという時にメーカーの連絡先や品番がわからない…なんてことも。メーカーの連絡先や品番は取扱説明書に記載されていますので、取扱説明書や保証書は失くさないようにしましょう。

 しかし、メーカーの連絡先が分かっていても間違えやすいのが浴室です。浴槽の排水栓が壊れたり、扉の開閉不良などの場合は浴室のメーカーへの問い合わせになりますが、浴室暖房乾燥機は浴室のメーカーではなく浴室暖房乾燥機のメーカーへの問い合わせになります。他にも、「お湯がでない」という場合は、まず浴室だけお湯がでないのか、キッチンや洗面化粧台でもお湯がでないのか確認しましょう。お部屋全体の場合は給湯暖房機のメーカーへ、浴室だけの場合は浴室のメーカーへ問い合わせしましょう。

 浴室に窓や網戸、ルーバー面格子がある場合もご注意ください。点検や修理についての問い合わせ先は浴室のメーカーと思われがちですが、実は窓や網戸、ルーバー面格子のメーカーへの問い合わせとなります。
 また、浴室の窓や網戸、ルーバー面格子は特定の区分所有者が利用できる共用部分のため、専有部分ではなく専用使用部分に含まれますので、勝手にガラスの仕様を変更したり、窓やルーバー面格子を塗り替えることはできません。

 次に、問い合わせ先の判断が難しく、原因が分かりづらいのがテレビやインターネットの通信関係です。マンション全体でテレビが視聴できない、急にインターネットが接続できなくなったなどの場合は、共用部分側の設備の点検が必要なため、管理会社への問い合わせとなります。
 もし、マンション全体ではなく、お住まいの住戸のみの場合は、まず全てのお部屋で使用できないのか、それともリビング・ダイニングや洋室だけなど特定のお部屋で使用できないのか確認しましょう。

 新しい機器に買い替えたり、接続方法を変えた場合、テレビが視聴できなくなったり、インターネットが接続できなくなってしまうこともありますので、ケーブルが抜けていないかなど接続状況を確認していただくことも大切です。
 他にも、契約されているテレビやインターネットのプロバイダ側で障害が起きていたり、メンテナンス中のため、一時的に通信ができないこともありますので、契約されているプロバイダに問い合わせしましょう。

 原因の特定が難しい場合、ひとつずつ状況を確認していくため、時間がかかる場合もありますので、お問い合わせの際はできるだけ詳細をお伝えすることも大切です。
 いつから発生しているのか、どこの部屋で発生しているのか、発生する前に接続や機器を変更しているのか、エラーメッセージなど表示されているのかなどメモしておきましょう。

 最後に専有部分をリフォームする際もご注意ください。リフォームができる範囲は専有部分であり、共用部分や専用使用部分を勝手にリフォームしてはいけません。共用部分である建物躯体に釘やボルトなどで穴をあけたり、専用庭を芝生からコンクリートに変更することは禁じられています。
 また、専有部分のリフォームであっても事前に管理組合(理事長)に申請し承認を受ける必要がありますので、必ず管理規約を確認しましょう。

 いかがでしたでしょうか?3回にわたり共用部分と専有部分についてお伝えしました。管理規約を見ても共用部分と専有部分の範囲が分かりづらいかも知れませんが、少しずつでもいいので、気になることがあれば管理規約を見るようにしてくださいね。
 
 次回は梅雨の時期に気を付けていただきたいことなど、梅雨に関することをお伝えしたいと思います。もしかすると掲載時には梅雨入りしているかも知れませんね。では、来月も宜しくお願いいたします。

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